2004年08月09日

正しい反対語

2000.11.20に一句献上にアップした内容。




人は物事を白か黒かで考えがちだ。


例え、本当の正解が中間のグレーだとわかっていても、
やっぱり白か黒かと分けて考えてしまう。


その方が、簡単だからだ。


例えば、今ITバブルがはじけてるけど、
ちょっと前までなんでもインターネットがらみならイケイケだったのが、
いきなり逆転現象も起きている。


でも、やっぱりインターネットは極めて重要で、
ネット経済もやっぱり有望なのだ。
(短期の投資対象としてどうかは知らないけど)


なんでもインターネットがらみならOKってのも間違いだし、
その逆も間違いってわけだ。


それでも、わかっていても、やっぱり
人は、いつでも白か黒かで考えちゃう。



いい人か、悪い人か
敵か、味方か
好きか、嫌いか
できるヤツか,できが悪いヤツか
いい取引先か、悪い取引先か,
がんばるか、さぼるか
平等か、不平等か,
社員を大事にしているか、していないか... ....


で、白か黒かはコトバで考えるわけだ。


だから、「正しい」反対語を知っているというのは大事だ。
判断力に直結する。


「正しい」と言っているのは、
反対語辞典に載っているコトバという意味じゃないし、
ましてや多くの人が即座に思う対語という意味でもない。


例えば、規制緩和ということば。

これは、規制されている状態の対語じゃない。
当然だが、規制されている状態の反対は
規制が撤廃されている状態だ。


ちなみに、
「規制緩和で先行する米国事情」なんていう記事をみることって多いよね。
でも、それはウソだ。
「規制緩和」なんていうコトバは、世界中探したって日本にしかないから...
日本の官僚の発明品だからだ。
de-regulation(規制撤廃)を規制緩和と無理な意訳をしてるわけだ。


ね!正しい反対語を考えるくせをつけないと、だまされちゃうでしょ?


コトバはそれほど力を持っている。


正しい反対語を考えるポイントは
「○○じゃない」状態について、
いつでも即座に考えるクセをつけることだ。


好きじゃないから、嫌いってのはないでしょう?
いいヤツじゃないから、悪いヤツってこともないでしょう?
それはお子さまの発想だ。


大人なら、好きの反対は、無関心ってちゃんとわかるはずだ。
人のいいヤツが、必ずしもいいコトをするわけじゃない。


例えば、歴史的に、平和への道筋をつけるのは、
必ず、周囲から個人的には「悪いヤツ」,
少なくとも「イヤなヤツ」と思われているような人だ。
みんなにいい顔してて、いい人やってたら、
状況を大きく変えるなんて無理だからだ。


頑張ってるところを見せないと、サボってると思われちゃう?
少なくとも、ガンバルの反対は、サボるじゃないでしょ?


一所懸命ガンバルことで、
より本質的に大事なとこ(考えること)サボってる人がどんなに多いことか。


状況を判断するとき、
部下や上司を見極めるとき、
クライアントとのつきあい方を考えるとき、
... ....
その状況を表現するコトバが頭の中に浮かんだら
かならず、正しい反対語について考えてみよう。


きっと、判断のレベルがより深まり、より確かなものになるはずだ。

posted by わき at 19:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 一句献上 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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