2004年08月24日

アイデアを テーブルの上に置いて 見てみよう

主観で語るべきことも、客観で語るべきことも
ぐちゃぐちゃになっちゃう人って
よくいますよね。


ちょっとでも、自分のアイデアにケチつけられたり、
ケチ付けられなくても、いろいろ出てくる中でプライオリティ高く扱われないと不機嫌になっちゃう人。

つまり、自分の発言とアイデンティティを同一視してて、
自分の発言が傷つくと、
自我まで傷ついちゃう扱いにくい人ね。

...ディベートできない人。
...自我確立してないからこそ、なんでも自我投影しちゃう人。

こういう人が、アイデア検討の会議にいたりすると、
よりよいアイデアを出すってことよりクダラナイ心理戦になっちゃって、
ぜんぜん建設的な場になんないわけです。

そういう人をなんとかする方法が、
「アイデアをモノのように会議テーブルの上に置いて見てみましょう」っていう訓練。

アイデアを出していくミーティング技法としては、
昔から、アイデアフラッシュとかありますが、
これは広げる・膨らませるには向いてるけど、吟味に向いてない。

さらに言えば、ディベートできない人種ってのは、
出てきたアイデアを一切批判評価しちゃいけない、
でも相手の意見に載っていくのはOKって言われると、
フリーズすることも多いんです。

彼らがやってるのは心理戦だから、相手の意見に乗りたくないし、
下手に乗るのも失礼とかって気持ちがどっかにあるから。
...意見に触れること=相手の自我に触れることだから。

だから、そんなことの前に、
主観でアイデアを出し、
客観で評価するっていう
「切り分け」の訓練が必要なんですね。

その一つが、「アイデアをモノのように会議テーブルの上に置いて見てみましょう」です。

1.会議を仕切る人が、いつでもこのセリフを呪文のように繰り返す。
「いろいろ出たアイデアをモノのように会議テーブルの上に置いて、いろんな角度で眺めてみましょうよ」

2.個々のアイデアを紙に書いて、テーブルに並べて、それをモノだと意識して、
みんなそのことについて話す時は、その紙の上の空間を眺めながら印象を話す。
その意見を出した人の顔を見たり、説得しようなんて考えるなってクギを刺しておく。
ショールームに並んでるクルマをあれこれ品評するのと同じ感覚です。

ところで、このあたりで
「オマエは、そういうことやったことあるの?それで上手くいくわけ?」って言われそうだなー。

ないです!

少なくとも会議の場で、こんな風にやったことは。

...あはは!
...ごめんね。

でもね、
普段私がアイデア検討したり、会議で意見言う時とか、
いつもこういうイメージ持ってるんですよ。

相手がめんどくさい人種だったりすると、
そのアイデアについて語る時に、
手振りでテーブルの上にオブジェクトを描いちゃったりします。

「つまり、(手振りで構造示して)こんなアイデアなわけですよねー」って、
それを眺めながら、あーじゃないこーじゃないとか言うわけです。
相手を見て言わないで、
みんなの目をそのバーチャルなモノのイメージに引きつけながら話すわけ。

それをしないとしても、出てきたアイデアを
かなり意識的に立体として見よう、
それをテーブル上に置いてみようとすることは良くあります。

例えば、

●上面にアイデアのキモ
...例えばケータイを軽く薄くじゃなくて、あえて大きくしてみるってどうなのよ?とか、
●側面にそれを成立させる要素とか
...使いやすくなるってのもあるかもな!とか...、
●底面に市場(需要)
...エルダーとかならあるんじゃないの?とか...

って、円柱とか立方体のイメージでね。

これをテーブルの上に「置いて」いって、
あれこれ考えるってね。

まー実際の会議に使えるかどうかは別にして、
自分の中でだけでもやってみて下さい。

アイデア出した人の人格と、アイデアそのものを切り離す
イメージトレーニングとしては、良いと思うので。

...あっ!今気が付いたけど、
フツーはこれってホワイトボードを活用してやるのか!
ホワイトボードに描かれたものに視線を集めて、
吟味するんだよね。

オレは字を書くの苦手だから、
こうやってたんだなー。

じゃー、まー、これは、
ホワイトボードが無い時用ってことで。
posted by わき at 17:20| Comment(3) | TrackBack(0) | 一句献上 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんわ。
はじめてカキコしてみます!いつもとっても専門的なので、半分以上ついて行けてないですが(苦笑)今後ともよろしくお願いいたします!

さて、、、このコラムを読んで、ある会議を思い出しました。わたしが提案した内容に含まれるキーワードを誰かが「●●をやるには・・・」とか口にするたびに、わたしを見るんですよ!
まるで「あなたが言ったことですよね?」っていつも言われているみたいです。最初あまり気に留めなかったのですが、こういうことですよね。これでは、コンサルティング業務の失敗でもあると思うので、反省。次回から、このコラムを念頭に置いて、会議を進行させてみようと思います。
Posted by たぐま at 2004年09月07日 00:55
>これでは、コンサルティング業務の失敗でもあると思うので、反省。

そんなことないですよ。
それって、たぐまさんに敬意を払ってるとかそういうことなんじゃないんですか?

アイデアを考えたり、方向性を整理したりする場面と
責任を明確にする場面を分けることが大事だと思うんですよね。

みんなで考えてる時は、アイデアを人と切り離す。
進行を考えてる時は、責任の所在を明確にしなきゃいけないから、
内容と人をいつも結びつける。

そういえば、
方向性検討してる場面と、進行を考える場面がごちゃまぜになると、
「言い出しっぺ」が責任取らされる
ってのを恐れて、アイデア出すのが怖いみたいな雰囲気になっちゃってる会議とかありますよね。

そういう場合は、
アイデア出さなかったヤツが、すべてを責任をもって纏める...会議中仕事してなかったんだから...ってやるのも手ですよね。
もちろんこの場合、チェックを入れるのはアイデア出した人で
纏め方についてダメだしの権利も持つっていうね。

...あまり良いやり方とは思えないけど、
たまにはこういう刺激もあってもいいですよね。

...これやってる会社ありますよ。
Posted by わき at 2004年09月10日 17:34
定理:
「新しい考え方は、既存の考え方で説明されなければ、新しい考え方にはならない=相手に伝わらない」

ここが、面倒なんですよね。
そうでしょう? 石山さん。
Posted by どうせん at 2004年10月24日 13:26
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